先日、相模原市中央区のマンションにお住いのお客様より、在宅にてエアコンの分解洗浄のご依頼を頂きました。小さなお子様お二人がいるご家族。ご予約時に予め薬剤の使用をお伝えしてあったため、作業中はお子様をご実家に預けてくださっており、安心して作業開始。入居から3年程、一度もエアコン清掃をしたことがないとの事でした。

いざ、作業開始。作業前の試運転をすると、何となく生活臭や埃っぽさを感じる。慎重にカバーを外し、内部を見てみると、内部もフィルターもカバーもホコリとカビがびっしりでした。

アルカリ性のエアコン洗浄液を吹きかけ、少し時間を置いてから水ですすぎ洗いをすると、真っ黒な排液がどんどん内部から流れ出てきました。

作業完了後は、カビ臭さもホコリっぽさもなく、すっきりさわやかな風が出てくるようになりました。

エアコン内部には、熱交換器と言われる機器が入っています。室外機から送り込まれる冷媒(エアコンガス）が配管を通って室内機に送り込まれ、室内機本体内にある熱交換器によって室内の熱が冷媒と混ぜられ室外に放出されますが、その過程の温度差により内部に水(結露）が生まれます。この結露は、冷媒とともに配管を伝わり室外に放出されていきますが、熱交換器や配管に付着した結露は、エアコンを止めてしまうと完全に放出しきれず内部で乾燥します。その際、吸い込んだ室内の空気に含まれる菌やホコリが、時間経過とともに増殖したり内部に蓄積されていきます。カビやホコリは、エアコンの使用頻度や運転時間にかかわらず必ず付着します。そのため、1度でもエアコンを作動させたことがある場合は、1年に1回、内部の分解洗浄を行うことをお勧めしています。

内部洗浄を行う時期は、冷房を使わない時期(春3月～5月又は10月～12月）が一番好ましいです。

当店でも、エアコン洗浄を受け付けております。

　・製造より10年を経過している機種のご依頼は、お受けできない場合があります。
　・不具合、故障、水漏れ等の症状が出ている場合は、作業をお受けできません。メーカー又は電気店にご相談ください。
　・お掃除機能付きエアコンでは、分解が困難な機種の場合、フィルター及び外装のクリーニングまでとなる場合が御座います。
・ご依頼時は、エアコンの型式と製造年、お掃除機能の有り無しをお聞きします。
・空室清掃でのエアコンの洗浄作業も受け承ります。